
◎日時:2026年3月8日(前編)& 3月29日(後編)
◎開催地:大阪府社会福祉会館(大阪市中央区)
◎講師:岸 浩児(MWT協会・副会長、ビジョントレーニング推進委員会・委員長)
◎レポート:北川(ウェルネストレーニング教室 谷町校)
3月8日に開催された前編「両眼視編&周辺視野・動体視力編」に続き、3月29日に後編「感覚統合・思考編」を開催し、全日程を無事修了いたしました。
今回も学校教員、療育スタッフ、子育て中の保護者の方など、さまざまな立場で子どもに関わる皆様にご参加いただき、それぞれが「自身や関わるクライアントさん」を意識しながら受講されている姿が非常に印象的でした。


ビジョントレーニング指導者2級資格認定講座の目的は、
「ビジョントレーニングの基本的な知識と考え方を学び、自分自身が実践できる、もしくは職場や家庭において簡単な取り組み指導ができるノウハウを身に付ける」です。
単なる知識の習得にとどまらず、「自身の体験・体感」を通して理解し、それを実践へとつなげていくことが大きなテーマとなっています。
両眼の働きや周辺視が、前庭システム・固有受容や身体図式、空間認識といった感覚統合や思考の領域とどのようにつながっているのかを、実際に身体を動かしながら体感していきました。
遊びの中で自然と引き出される動きや反応を通して、「できた」という成功体験を積み重ねていくプロセス、それを実際に取り組みの中で体験し、参加者の皆さんが子ども達と同じように、叫びながら楽しんでおらる姿が印象的でした。参加者の皆さんも環境づくりの重要性を改めて実感する時間になったのではと思います。
また、今回も色々なお話が聞け、眼球運動の刺激が寝たきりの方の状態変化につながった事例では、ご自身の現場やご家庭で関わる対象者を思い浮かべながら、真剣に耳を傾けられていた参加者がおられたのが印象的でした。
「目」からのアプローチが身体や思考にまで影響を与える可能性を感じ、実践への意欲が一層高まった様子が伺えました。


以下、受講者の皆様からいただいた感想です。
・1日目の実技を通して、姿勢や体軸の変化を実感しました。目が前庭感覚や身体図式、空間認知にここまで影響しているとは思っていませんでした。寝たきりの方へのアプローチも含め、現場で実践していきたいです。
・遊び方を少し工夫するだけで、子どもたちの反応が変わり、何度もチャレンジしたくなる流れが作れることがよくわかりました。学校現場でも夢中になれる環境づくりを意識して取り入れていきたいです。
・野球をしている子どもや発達特性のある子どもへの関わり方のヒントを得たくて参加しました。身体を動かすことをベースに、家庭の中でも遊びながら関わっていきたいと思います。
・実際に体験することで、遊びの効果をしっかりと感じることができました。理論もさらに学びたいと感じるほど充実した内容で、心地よい疲れとともに学びの深さを実感しました。
講座を通して、参加者の皆様の表情や動きが徐々に変化し、最後には「すぐに現場で試してみたい」という前向きな空気に包まれていたことがとても印象に残っています。
今回学んでいただいた内容を、それぞれの現場やご家庭の中で実践し、「遊び」を通して子どもの可能性を引き出す関わりへとつなげていただければ幸いです。
また実践の中で生まれた疑問や気づきを、フォローミーティングや1級講座でさらに深めていけることを楽しみにしております。
2日間、本当にお疲れ様でした。