◎日時:2024年12月1日(前編)・12月22日(後編)
◎開催地:大阪府社会福祉会館(大阪市中央区)
◎講師:岸 浩児(MWT協会副会長・ビジョントレーニング推進委員会 委員長)
◎レポート:斉藤義生(MWT協会・本部事務局)
2024年最後の「ビジョントレーニング指導者2級資格認定講座」を大阪で開催致しました。
今回は学校教員の方に多数ご参加いただいたのですがコロナ渦(2020~2022年)においては学校教員の方の参加が著しく減少しておりました。
ただ印象として今年から教員の皆様の参加者が増え概ね、コロナ前の状況に戻りつつあると感じます。
参加者の皆様の声をお伺いすると、発達支援に有効な方法を探した中で「ビジョントレーニングが教育、療育の分野で有効である」と聞き、お越しになられた方と、実際に書籍や教材を購入し実践を試みたものの「具体的にどういう内容でどのように進めれればいいのか、わからず壁に突き当たっている」という方が大多数、という状況で、いずれにしても、まだまだ認知度は足りていないにせよビジョントレーニングがひとつの選択肢となっていることは嬉しい限りです。
現在、療育が必要(発症障がい?)とされている方の人数と、学校以外の民間施設は以下の通りです。
■療育の状況について
・2022年療育手帳所持者:114.0万人(平成28年:96.2万人)
【施設】
・2022年児童発達支援事業所:11,803事業所(2021年:10,183)
・2022年放課後等デイサービス:19,408事業所 (2021年:17,372)
(厚生労働省ホームページより)
上記の施設においては、そのほとんどが「定員10名の施設」ということなので、「民間で受け入れ可能な人数は30万人前後」となります。ということは療育手帳をお持ちの方の約2割程度となり、あとは学校あるいは家庭での対応になっているとうのが現状ですが上記データは2022年度のものなので2024年12月現在は、さらに増加している事が予想できます。
今回、講座にお越しいただき真剣なまなざしで、あるいは笑顔で学ばれている皆様を見て「国の制度を良化させることは我々にはできないけれど、『実施すれば確実に改善~成果が見いだせるビジョン・メンタルトレーニング』をできる限り全国でお届けしよう」という思いが改めて強く湧き上がってきました。
この2級講座は今回で79回目となりますが、必要としていただいている方に向け2025年も全国で開催しますので、ぜひ教育や療育に関わる方はもちろん、スポーツや総合ケアのジャンルにおいてもビジョン(メンタル)トレーニングをお役立ていただければと思います。
2025年のビジョン2級講座は1月12・13日(日・月祝)の東京開催からスタートします。
今回ご受講いただいた皆様、岸先生ありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。