2009年8月9日(日)MWT2級認定講座 (大阪開催) レポート

MWT2級認定講座 (大阪開催) レポート

今回の2級講座は定員30名のところ、多数のご要望をいただき、枠を拡大し参加者37名の中、スタートしました。

まずは、志賀先生の理論講座があり現代病の1つでもある「うつ病」の話がありました。 その中で、以前うつ患者の方に対して指導されたことのお話がありました。これまで睡眠薬など薬づけの毎日を送っていた方に対して薬を飲まずにメンタルトレーニングをするように指導したところ、患者さんはこれまでの生活習慣とは違い、薬を飲まないことに対して初日から3日間はなかなか寝つけない上に深く眠れないでいて、苦痛でしかたがなかった。それが、毎日メンタルトレーニングを行ううち、4日目からは気づいたら眠っていたというのです。毎日うつ状態だったためにドーパミンという脳内ホルモンが分泌されず、心身の状態がいつも思わしくなかった人が、毎日寝る前に「よかった」「ありがとう」と思ってから眠りにつくというたった1つのトレーニングをし始めた。すると、それが習慣づくことによりドーパミンが分泌され、心身の状態がとてもよくなっていったというお話です。このお話を講座に参加されていた方はとても熱心に耳を傾けて聞いていたように思います。

メンタルトレーニングの効果、重要性、必要性に私自身、改めて深く感じ入りました。

そして、実際に体験をしました。誘導に従いゆったりとした呼吸を繰り返しながら自分自身のカラダの変化を感じる。リラックスしていることに気が付く自分、手のひらが温かくなってくる感覚などなど。1つのプログラムにつき3分間という短い時間ながらも、その場に出席していた全員がもしかしたら普段感じない感覚を実感したのではないか、と思ってしまうぐらい終わった後みなさんの表情が爽やかでスッキリとしていたと思います。 普段の生活では気が付きにくい部分に、表面的ではなく内面から自分のカラダのちょっとした変化に少し意識を向けることによって実感できた、という感想を述べられた方もいらっしゃいました。

休憩後、今度は4つのグループに分かれて実際に自分自身で誘導することに受講者全員が挑戦しました。1人が1つのプログラムを読み上げ、残りの方がそれを聴きながら体感する。この方法で全員が読み上げる側を1回ずつ行いました。読み上げた後、一人ずつ実際に読み上げてみての感想を聞き、さらに体感していた方々にも何人か感想をお聞きしました。その感想の中で、読み上げた時の感想で特に多かったのが、みんなが呼吸をしている間の間合いの取り方やプログラムを読み上げるスピードの調節がとても難しかった、というものです。また、つい読むことに必至になってしまい周りを見ながら読む余裕がなかったなどの意見もありました。他にも、実際に自分が行う場合の最初の説明がとても重要になる場合が多々あり、勉強をしておかなくてはという意見も出てきました。

続いて、体感してみての感想で多かったのは、自分以外の8人・9人の誘導に従って体感できたことで、MWTの効果をとても実感できた、という意見でした。改めて、「すごい」と感じましたという方もおり、各々がとても満足されていたように思います。また、所々で質問もありました。「関西弁での誘導でいいのか」や「呼吸はどうやってするのがいいのか」、「同じ人がずっと読み上げるのがいいのか」、「なぜ3回呼吸しなくてはいけないのか」などあり、志賀先生にお答をいただく場面もありました。とても活発な意見交換が各グループで飛び交い、みなさんの熱心さ、関心の高さが伝わってきました。

最後に、志賀先生よりまとめとしてのお話があり、実践を行う上で大切なのはまずリラックスすること、そして何かに集中を向けイメージを膨らまし最後に満足をすること。これが、とても大切であり、それによりいろんな効果が、実感が生まれるのだ、ということでした。

みなさんが書いたアンケートにもありましたが、私自身もこのMWTのすばらしさを多くの人に伝えていき、たくさんの人が元気で幸せな生活を、人生を送ってもらえるようにしていきたいと強く感じました。また、この思いはこの会場に集まられた方みなさんの共通の想いでもあると思っています。

レポート 木村 将也

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください