2019年9月29日(日)ビジョントレーニング指導者2級資格認定講座(大阪会場) レポート

ビジョントレーニング

◎日時:9月29日(日)

◎開催地:大阪府社会福祉会館(大阪市中央区)

◎講師:岸浩児(MWT協会 ビジョントレーニング推進委員会 委員長)

◎レポート:斉藤義生

この日は2017年にスタートしてからの節目となる

「第20回ビジョントレーニング指導者2級資格認定講座」

の後編として「㈫感覚統合編」「㈬思考編」を開催しました。

「感覚統合」というのは子どもの発達に関わる方が興味を示される、キーワードではございますが実際には「?」という方も多くおいでになります。

その感覚統合の中で出てくるもうひとつのキーワード「原始反射」も然りです。

ビジョントレーニング

この講座においては周知のように「現場主導の実践法をお伝えする」というのが、その趣旨ではございますが4つの講座のうち、唯一今回の「㈫感覚統合編」だけが座学中心の講座で、テキストはもちろん動画(発達運動、原始反射が残存する子どもの実際の動き)などを見ていただきながら、理解を深める内容となっております。

また「㈬思考編」では、さまざまな教材やプリントなどを指導者が実際に体験し「思考のあり方」をご認識いただきましたが、参加者の方から漏れ聞こえてきたのは

「普段使っていない脳を使っているせいか疲れた」

「子ども達に指導しているが自分がやってみると、かなりハードなものもあり根本的に考え直した方がいいかも」

という、実践に伴う個人個人の感想でした。

ビジョントレーニング

まずは「偏った認識」をニュートラルに戻したうえで、全体像を理解しながら、どのように改善=正しく発達の順序に沿って動きや思考を含めた「視覚」を高めていくか?の概略を全4回で学んでいただきましたが、「まずは自分が実践する」「その上で家庭や職場で基礎的な取り組みを少しずつ伝えていく」という2級講座の目的をほぼ全員の方にお伝えできたのではないか?と思える、今回の納得の内容でした。

以下、皆様の受講後の感想より抜粋します。

・「感覚統合」のボヤッとしていた部分が少しハッキリして良かったです!もっともっと現場で活かせるレベルまで自分の中で落とし込んでいきます!ありがとうございました!

・『いかに能動的にやらせることができるか?そこが指導者の手腕だ!」という考え方を胸に考えて考えて変化を出せるようにがんばっていきます!ありがとうございました!

・目からウロコな事ばかりでした。ぜひこれからも精進して参ります。ありがとうございました。

・とても楽しく学べました!「ちょっと危険な経験」を孫達と一緒に遊びながらトレーニングします!(主婦)

・難しい内容を「わかりやすい言葉」と「実践的な例え、エピソード」「実際に道具を使っての体験」を通して学ぶことができました!2日間の4講座とても参考になりましたありがとうございました(重症心身障害児学園病院・スタッフ)

・見え方にばかり気がいっていましたが、反射のお話を聞いて、どんどん子ども達と一緒に試行錯誤しながら支援につなげていきたいと改めて思いました。(リハビリ発達支援ルーム・スタッフ)

・日頃の支援内容ではわからなかった事が講座を受講してよくわかりました!「楽しい!」と思ってもらえるように支援内容を考えて行きたいと思います。また私自身も目が動いていなかったようで体験させてもらってほんとに疲れました。子ども達も一緒なんだろうと思います。疲れても目的を持って取り組めるようモチベーションを上げて取り組んでもらえるようにしていきたいです・ありがとうございました(放課後デーサービス・スタッフ)

・子ども達に、ただやらせるだけの支援をしてきたことを恥ずかしく思います。本当に講座に参加させていただけてよかったです!。(リハビリ発達支援ルーム・スタッフ)

・全てにおいて素晴らしい学びになりました!今後のパーソナルトレーニングに役立てればと思っています。(会社経営者)

・今の仕事や個人的(子ども達)へ、どう活かせるものか?と思いながら受講しました。何気なく接している子どもへの対応について考えさせられました。大変勉強になりました。ありがとうございます。(自営業)

ほか多数

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今回は再受講の方もおいでになられ、現場での事例などいろんなお話をお伺いする事ができました!

この講座が多くの人のお役にたっていることを本当に嬉しく感じた第20回目の2級講座でした。

第21回目は11月23・24日(土祝・日)に福岡で開催されます。

福岡でも多くの方とお会いできることを楽しみにしております!

ご参加いただいた皆様、ありがとうございます!