3月23日にMWT協会の新企画講座として「スポーツメンタルトレーニング講座」が東京で開催されました。
今回は「スポーツに特化したメンタルトレーニングをアスリートや指導者の皆様にお伝えする」という目的で企画され、「トレーニングの実践者をお招きして話を聞いてみよう!」ということで、2005年にイプラスジムに入会しトレーニングを実践し、その後、第25代OPBF東洋太平洋ライトフライ級チャンピオンとして活躍した元プロボクサーの升田貴久さんをゲスト講師としてお招きしての開催となりました。
初めに升田さんがフィジカルトレーニングとメンタルトレーニングの実践に基づきお話しされたのですが、「減量とダイエットは違う」「目標設定の難しさ」など、やはりさまざまな経験を積まれた升田さんの一言一言には重みがあり、改めて「プロボクサー」という職業のハードさを思い知ると共に、多くの方がチャンピオンを目指したくなる魅力を強く感じました。
その後、升田さんのお話を引き継ぎ、解説するような流れで志賀博士の講義となりました。
志賀博士曰く「アスリートの常識は一般人の非常識」とも言える、そのハードな練習や考え方にどのような形でメンタルトレーニングを活かしていけばいいのか?というさまざまな提案を行われました。
最後のディスカッションでは来場者の皆様からも質問などを受けながら、さらに突っ込んだお話となりましたが、私の印象として「スポーツ界でのメンタルトレーニング実践は一見あたり前になっているようで、実はまだまだ理解が乏しい=伸びしろがかなりあるのではないか?」という事を強く感じました。
升田さんのお話からメンタルトレーニングの実践はボクシングへの成果だけではなく、その後の人生に大きな成果を及ぼしたということを強く感じ心より嬉しく思いました。
升田さんは4月より故郷の愛媛県松山市に戻り新たな人生のスタートを切られますが、きっとさらに大きな目標を達成されることと思います。
いろんな意味で感動した今回の講座でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
追記
その後、6月8日(日)に大阪でもこの講座を開催することが決定しました!
大阪会場のゲスト講師は野中悠樹さん(第29代日本、第27代OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級チャンピオン)をお招きしての開催となります!