競争をさせないようにすることの弊害など、子供の本質的な特性と現代の教育との齟齬から話がスタート。その結果、脳がうまく働かなくなり、今日的な子供の問題が生み出されているのではないか?こうした問題を解決するために、環境そのものを変えることは難しい面もあるため、まずは親の脳をバランスよく働かせることが大事という展開から、意識とホルモンの話に繋がって行きました。
そこで特に重要なのが、メンタルトレーニングのゴールデンポイントと名付けた、寝る直前、目覚直後、食事のときの思い方の練習であり、とにかくこの内容を実践してもらうように薦めました。
この講座でも、いくつか質問が出ましたので、その内容を以下に記します。
Q1:「よかった」「ありがとう」は声に出した方がいいのか?
A1:声に出すと、宗教と勘違いされることも有るので、心の中で思うだけでいい(もちろん環境が許せば、声に出すことに何ら問題は無い)。
Q2:質問ではないが、食事をするときの意識など、これまであまり考えたことが無かった。
A2:食事の時間は、何となく過ごしてしまうことも多いと思うが、「おいしそう」「おいしい」「おいいしかった」と思いたくなる雰囲気作りなど、工夫をすることは大事。
Q3:自分より年上の人に理解してもらうのが難しい気がする。
A3:α状態で相手が理解を示す場面を繰り返し思い浮かべると、無意識行動が影響を与えて、やがて自然と理解をしてもらえる時が来る。
最後の講座を開催している間に、子供から親への「ありがとうシート」を作り、講座終了後に手渡しをしました。
レポート:MWT協会 副会長 住友大我