2月16日(土)日本バスケットボール協会 公認D級コーチ養成講習会
「プレイヤーのやる気を引き出す方法」 ~そのカギは「期待感」と「満足感」
(メンタルウェルネストレーニング)
平成25年2月16日(土)に大阪市中央区のエル大阪(大阪府立労働センター)にて開催されました日本バスケットボール協会が主催の「公認D級コーチ養成講習会」にて、MWT認定1級指導講師の北口良平先生がMWTを中心とした講習を実施されることとなり、参加させていただきました。
この会には、これからコーチ資格を取得し、本格的な指導を目指す約100名の方が参加しておられ、まだ学生の方もおられるのか、若い方々が中心でとても元気な雰囲気の中、講習会はスタートしました。
まずはコーチ資格などに関する登録説明が行われ、その後にMWT講習がスタートしました。
まず最初に北口先生は「何故自分がMWTをバスケットの指導プログラムに組み入れているのか?」を話されました。
当初は「個人がスキルを上げ、チーム戦術が良ければチームは強くなる」という、いわばスポーツ界の常識に則った指導をされていた中で、いろんな壁にぶちあたりさまざまな勉強を重ねされたそうです。
その中で感じ、今も目指しているのは大きく以下の3点だという事でした。
・いかにモチベーションを上げた状態で練習に入らせるか?
・想定外の場面でも動じず、自分たちの判断で動けるようになってもらう。
・クラブに参加するさまざまなカテゴリーの子ども達(プロを目指す子、健康のためのやっている子)はそれぞれ目的は違うが、できる限りそれぞれの目的に沿った形でバスケットに触れてもらえるようにしたい。
これらはバスケットだけではなく、さまざまな指導者においても大いに役立つ素晴らしい内容だと強く感じました。
そしてこれらを実現するために有効なプログラムが「MWTである」ということで、その後具体的なMWT指導に入られました。
最初に参加者の皆さんに「メンタルトレーニングを何らかの形でしたことのある方、手を挙げてください!」と、問いかけると、手が挙がったのは約100名中、4~5名でした。
これをどう捉えるか?はそれぞれだと思うのですが、私は個人的に「伸びしろがたくさんある」という風に感じました。
これからバスケットの指導者になる方々が、通常指導(フィジカル)と同時並行で、メンタルトレーニングを正しく認識し、プラスアルファとして、指導に入れることができれば本当の意味での「教育」への大きな1歩になるのでは!と大きな夢を持てる今回の講習会でした。
日本バスケットボール協会の皆様、そして北口先生。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
レポート:イプラス脳力開発トレーニング協会