8月21・22日の2日間に渡り東京品川で開催された「船井総研 研究会全国大会(経営戦略セミナー)」においてブースを展示させていただきました!初日は2300名、2日目は1700名と大盛況の中、多くの方にMWTを知っていただくことができました!
MWT協会からは志賀会長、住友副会長、斉藤が参加し、2日間に渡り興味お持ちの様々な企業の皆様方とコミュニケーションをとることができました。
■企業に向けてのMWTの現状
MWTは現在、多くの方にさまざまな形でご参加いただいておりますが、「文部科学省委託事業」からのスタートというMWTの成り立ちからか、やはり学校関係者の方々が多く、いわゆる「一般企業の皆様」においては、「さまざまな課題はあるのだが、他にやらなければいけない事が山積みで、なかなか時間を割くことができていない」という声をよく頂戴します。
■「うつ病(精神障害)」と「労災保険」の関係
業種、業態によって異なるかとは思いますが、メンタルヘルスの問題は年々増加していますが、予防も含めたその対策はまだまだ認知が低くMWTも然りです。ただスタッフの皆さんが実践できる環境を創ることができれば様々な面での改善が可能になることは過去の導入事例からも明らかです。
【精神疾患の労災請求件数、労災認定件数】
労災請求件数 労災決定件数(注) 労災認定件数 労災認定率
2013年度 1409件 1193件 436件 36.5%
2012年度 1257件 1217件 475件 39.0%
2011年度 1272件 1074件 325件 30.3%
(注)労災決定件数とは、当該年度内に業務上(支給)又は業務外(不支給)いずれかの決定を行った件数で、当該年度以前に請求があったものを含みます。
1998年に精神障害での労災認定基準が定められ、精神障害に起因する労災請求件数は、年々増加しており、平成25年度(2013年度)では、1409件と前年度より152件、約12%の増加となり、過去最高となりました。
一方、労災認定件数では、平成25年度(2013年度)では、 436件と前年度より39件の減少となり、4年ぶりの減少と なりました。それでも前年度に引き続き400件台です。
この結果、平成25年度の労災認定率は、36.5%となり、約3人に1人が労災認定されています。
労災請求件数が過去最高となったのは、平成23年12月に精神障害に係る労災認定基準が改正されたことも一因と考えられます。
■今後に向けて
今回のブース展示において、多くの経営者の方のご意見をお伺いし改めて「企業におけるMWTの推進」が必要だと強く感じた次第です。
MWT協会からの講師派遣なども含め、企業においてシンプルにMWTを導入していただけるよう、お手伝いをして行ければと思います。
ご来場いただいた皆様、スタッフ関係者の皆様、ありがとうございました!
レポート:斉藤義生(MWT協会代表理事・委員長)