10月2日にメンタルウェルネストレーニング(以下MWT)体験セミナーと特別研究会が七田チャイルドアカデミー本社(大阪市天王寺区)の研修室で開催されました。
MWT体験セミナーの講師は元イプラスジム姫路のトレーナーであった谷口先生。女性ならではの優しい語り口で、参加者を魅了していました。初めて参加する人は介護関係の仕事をしている人が多く、参加者は総勢14名(内、スタッフ3名)でした。
続いて、午後はMWT特別研究会。過去のMWT2級以上の受講者しか参加できないクローズドの会です。特別研究会では、初めに志賀先生が基調講演を行いました。参加者は13名(内、スタッフ4名)でした。
前半はより良く死ぬためのトレーニングについての話、そして後半は9月21日の滋賀県における学会発表の進化版の内容をしてくださいました。
前半で印象に残ったのは、「死後の世界はあるか」というNHKの昔の番組について。立花隆が臨死体験をした人にインタビューしていくのですが、最後に出した結論(感想)は「死は苦しくない」というものです。苦しいのは最初の2秒だけで、どんなにもがいていても意識としてはすぐに恍惚とした境地に入り、帰ってきたくなくなるそうです。
後半の学会発表の内容で勉強になったのは、リラックスかつ集中している時に出るアルファ波(脳波)はただ出ればいいというものではないということです。左脳と右脳、前頭葉と後頭葉というように同時に2カ所以上のアルファ波の位相が揃うことが大切なポイントであるとのことでした。
その後、全員参加型のワークグループを行いました。1002ワークグループで出た感想やコメントは以下の通りです。
・MWTの中にも出てくる「腕ふり体操」にハマっている。
・会社内で病んでいる人が多いので、会社で伝えられたら、と思う。
・MWTのCDを流しっぱなしにして聞き続けていたら、マイナス思考が減り、ものごとをプラスに考えられるようになった。
・うつ病ばかりの人のレッスンで、メンタルを多めにしたら、うつ病が完全に治った人が2名出てきた。そのうち1名は司法試験に合格した。
・あるガン患者の会では、「ガンになってうれしい」という人が多い。その前向きさがうらやましくなることがある。
・仕事がら営業をしていて多くの人に接するが、メンタルの問題を抱えている人が多い。その割には対策が少ないようだ。中高生に問題がある場合は、だいたい親に問題があるようだ。そういった人々にMWTのポイントを伝えているが、MWTは理解されやすく、その人たちの希望になっている。
・シニア施設や団体からMWTを活用できないか、という話が来ている。
・経営者(女性)をしているが、MWTで人間関係が良くなり、売り上げが上がった。是非、MWTを多くの人に伝えていきたい。
・七田チャイルドアカデミーの教室を25年続けているが、子どもたちの健やかな成長のためにMWTをもっと取り入れていきたい。
・サッカーをしている少年で、いつもゴール前でボーっとしている子がいたが、MWTで改善され、自らテキパキと動くようになった。
・埼玉県の公立中学校ならびに大阪の公立小学校でMWTが導入された。被災地での看護師によるボランティアでもMWTを実施し、多くの被災者から喜ばれました。
終了後、ほとんどの人が懇親会に参加し、更なる情報交換を行いました。そして、和やかに全行程が終了。とても学びの多い充実した情報交流が行えました。
参加してくださいました皆様、ありがとうございました。
レポート:イプラス脳力開発トレーニング協会 浦谷 裕樹